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ドリーム
- 原田崇央
- 2017年10月6日
- 読了時間: 2分
アカデミー作品賞にノミネートされた「ドリーム」を見た。クソださい邦題に腹は立つが、本編は素晴らしかった。NASAとか宇宙絡みのニュースとかに興味ある人は見て損はないと思う。
観客の中で、打ち上げのシーンにトイレだか携帯だかで、席を立った輩が何人かいたが、こいつら、何しに、この作品を見に来たんだ?と思った。
あと、米ソ冷戦時代が背景で、ソ連の攻撃から身を守るために、子どもたちが学校で身をかがめる訓練をするってくだりがあったが、これって、今、日本が北朝鮮対応でやっていることでしょ?何て、古くさいことをやってんだよって感じだよね…。
基本的にアフリカ系アメリカ人差別をテーマにした作品は好きになれないが、本作は感動したし、笑えた。ちなみに、米国黒人差別モノが嫌いな理由は、自分たちは差別されているといって騒ぐくせに、彼等はアジア人やヒスパニックといった別の非白人の人種を見下しているから。
それから、ケビン・コスナーも良かった。賞レースに無視されたのが信じられないくらい素晴らしい演技だった。
これで、2016年度アカデミー作品賞候補となった作品全ての日本での紹介が終わったが、まさか、2本も日本では劇場未公開になるとは思わなかった…。(1本は配信、もう1本はソフト) アカデミー作品賞候補作品が劇場未公開になるなんて、本当、洋画を見る人が減ったんだなというのを実感する。特に賞レース向きの作品を上映するミニシアターが減ったのは大きいな。
劇場未公開の2本は未見だが、日本劇場公開された作品賞候補作品は全部見た。その中では、この「ドリーム」が僅差でベストかな。続くのが、「ラ・ラ・ランド」かな。

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