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バリー・シール/アメリカをはめた男
- 原田崇央
- 2017年10月28日
- 読了時間: 1分

実話を基にした作品だから、ネタバレも何もないので話すが、邦題の「アメリカをはめた男」って違うでしょ。どちらかといえば、「アメリカにはめられた男」。正確にいえば、「アメリカや中米諸国の政府や組織をだましたつもりで調子こいていたが実際は自分がいいように使われていただけの男」かな。
エンド・クレジットが流れた瞬間に大勢の観客がぞろぞろ退場する作品は久しぶりだったな。確かに、内容の薄い映画だった…。面白いシーンもあるし、新聞の国際面を読むのが好きなような人間には非常に興味深いけれど、映画としては単調だからね…。トム・クルーズが出てなきゃ、ミニシアター公開で終わるような内容だもんな。
そういえば、バリーを無罪放免するのに、アーカンソー州知事時代のビル・クリントンが動いたと思われるような描写があったが、本作はハリウッド・メジャー作品には珍しく反ヒラリーなのか?
それにしても、トム・クルーズ主演映画が公開2週目で上映回数が減ってしまうなんて、洋画不振も極みだな…。今年は一部の洋画が記録的ヒットになったけれど、それ以外はイマイチってことか…。
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