楽天地シネマズ錦糸町
- 原田崇央
- 2017年11月3日
- 読了時間: 2分
楽天地シネマズ錦糸町が、TOHOシネマズ錦糸町に吸収合併されるという衝撃的なニュースを知ってしまった…。(ファッションモール・オリナスにある現・TOHOシネマズ錦糸町の別館みたいな扱いなのかな) まぁ、元々、TOHOシネマズ錦糸町はTOHOシネマズ(東宝)の直営ではなく、楽天地が運営していたので、何故、今まで合併しなかったのか不思議なくらいではあったが…。 楽天地シネマズ錦糸町は、今時、珍しい座席指定・定員・入替制(一部上映除く)を導入していない映画館だが、こういう昭和な感じでなくなってしまうとは残念…。 決して、スタッフの愛想や上映システムは良いとは言えないが(投影を間違えることもあるし)、会費とか払わなくてもポイントカードをもらうことができ、ポイントがたまると、タダで1本見られるのは良いサービスだった。 楽天地ビルの大部分を占めていたリヴィンが閉店になり、パルコになるとのニュースが出た時点で、昭和な楽天地シネマズはきっと、リニューアルするなとは思っていたが、まさか、TOHOシネマズになるとは思わなかったな…。 ところで、楽天地シネマズについて、さんざん、古くさい映画館と言ってきたが、実は先進的な部分も結構あるんだよな。シネコンでは当たり前の、1つの窓口で一括してチケットを販売するとか、上映作品の注目度や動員数に合わせて上映スクリーンを座席数の多いスクリーンと少ないスクリーンで入れ替えるとか、1つのスクリーンで複数の番組を上映するとか、売店が複数のスクリーン共通といったシステムを自分が小学生の頃から導入していたんだよね。似たようなシステムは有楽町のマリオンや池袋のシネマサンシャインでも導入されたけれど、それは自分が中学生の時だし、日本でシネコンが本格的に導入されたのは90年代になってからだし、都内で本格的にシネコンが営業するようになったのは2000年以降だからね。実は楽天地はダサくなかったんだよね…。 ちなみに、シネコン時代になってからの楽天地では、中高年観客が多いこともあり、時代劇とか西部劇、午前十時の映画祭とかを見ると雰囲気が出て良かった。

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