KUBO/クボ 二本の弦の秘密
- 原田崇央
- 2017年11月25日
- 読了時間: 2分
普段、劇場では吹替版の洋画を見ない自分が珍しく吹替版で鑑賞してしまった…。(字幕版も見ているが…) スクリーンで洋画を吹替版で見たのは、日本では吹替版でしか上映されなかった作品を含めれば、「アングリーバード」以来。字幕版・吹替版両方が上映された作品では、「シンデレラ」以来。字幕・吹替版両方が上映されたアニメーション作品では「アナ雪」以来の快挙?だ。(シンデレラもアナ雪も両バージョン見ている)
まぁ、吹替版キャストに川栄がいるから見たってのは秘密ですが…。
川栄の声優演技は結構良かった。きちんと悪役を演じ切っていて、知らない人が見たら、全く、川栄って気付かないだろうなと思った。まぁ、音声に加工処理はされているが、そういう役だから、それに関しては問題ないし、多少、早口過ぎないか?って思ったところもあったが、それは、演技のせいというよりも、翻訳台本の問題だし。
最近、チョイ役でのドラマ出演が多く、本当に川栄は演技派なのかと、疑問を抱くこともあったが、今回の声優仕事と、久しぶりにメイン・クラスの役で出ているBSドラマで、やはり、演技派だと再認識したくなった。そういえば、本作では父親役、BSドラマでは夫役と、朝ドラ共演者と再び共演している…。
作品自体については、日本人のファースト・ネームでクボはないだろとか、ツリ目が気になるとか、龍っぽいのは日本かとか、ストーリーがご都合主義だろとか、突っ込みどころは多々あるが、全体としては良い作品だった。アカデミー長編アニメーション賞候補も納得の出来かな。
ついでに、もう一つ疑問点を。主題歌である三味線カバーのWHILE MY GUITAR GENTLY WEEPS、よくできたバージョンだが、三味線はギターでいいのかという若干の疑問も抱く。まぁ、広義には同系統なのだろうが…。それから、何で、吹替版は同じ曲なのに、日本人アーティストの演奏に差し替えているんだ?いくら、インストをメインにしたバージョンにしたとはいえ、サビは英語のままだったら、オリジナルの主題歌使えよ!って思った。

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