2017年の個人的なベスト映画
- 原田崇央
- 2017年12月31日
- 読了時間: 3分
今年、映画館・試写会で見ることができた新作映画は129本だった。(短編映画をまとめて一挙に上映した作品は1本とカウント。長編の併映の短編、リバイバル上映、既公開作品の別バージョンは除外)去年の169本からは大幅減。2年前の156本や3年前の139本よりも減った。でも、仕事関係で映画を見ることが今年はほぼ皆無だった。ころころ仕事のスケジュールが変わり、鑑賞予定が立てられない。その度重なるスケジュール変更で睡眠障害傾向が悪化し、眠気などのために映画を見る体力や気力が保ちにくかった。といった悪条件を考えれば、結構見ることができたのかなとは思う。2.8日に1本はスクリーンで見ている計算だからな…。
ちなみに今年の個人的なフェイバリット作品のトップ5は以下の通り
〈洋画〉
①SING/シング
②美女と野獣
③LOGAN/ローガン
④ドリーム
⑤僕のワンダフル・ライフ
映画に関するうんちくを語っているようなタイプの人間のセレクションとは思えないラインアップだな…。
「シング」「美女と野獣」「ラ・ラ・ランド」「モアナと伝説の海」などミュージカル系作品に良作が多かった。
「ローガン」「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」「ワンダーウーマン」などのアメコミもの、「猿の惑星」「ブレードランナー」「トランスフォーマー」などのVFXものに感動的な作品が多かった。一時期は、この手の作品、VFXやCG、音響効果がすごいだけで内容のない退屈な作品が多かったが、改善されてきたと思う。
個人的にはアカデミー作品賞を受賞した(作品賞は「ラ・ラ・ランド」と誤発表された事件は映画史に残る出来事だった)「ムーンライト」のような警官による黒人差別問題や反トランプ政権の流れから来る黒人の権利をうたった作品は好きにはなれないが、同様のテーマを持った作品でもアカデミー作品賞にノミネートされた「ドリーム」や今度のアカデミー賞ノミネートも期待される「ゲット・アウト」は評価できた。
〈邦画〉
①ユリゴコロ
②追憶
③ひるね姫~知らないワタシの物語~
④夜は短し歩けよ乙女
⑤映画クレヨンしんちゃん 襲来!!宇宙人シリリ
今年も好きな映画にはアニメ作品が多い…。
「ユリゴコロ」は大手(東映・日活)が配給した邦画にしては珍しく痛みを画面から感じる作品だったことを評価したい。
「追憶」は「あの花」以来とも言えるメンマで泣ける作品だった。
「ひるね姫」は色々な作品のツギハギに見えなくもないが、それでも、もっと評価されてもいいと思える作品かなと思った。
〈ワースト(邦洋問わず)〉
①ハルチカ
②一週間フレンズ。
③3月のライオン 後編
コミック・アニメを実写化した邦画ばかり…。
「ハルチカ」と「一週間フレンズ。」は原作の改悪に腹が立った。
「3月のライオン」は打ち切られた少年誌連載漫画の最終回の❝俺たちの戦いはまだまだ続く❞みたいな終わり方に腹が立った。

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