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グレイテスト・ショーマン

  • 原田崇央
  • 2018年2月17日
  • 読了時間: 2分

アカデミー賞に1部門にしか、しかも、歌曲賞にしかノミネートされていないから、そんなに期待せずに見たが、傑作だった。泣けた!

「ラ・ラ・ランド」は映画としては傑作かもしれないが、正直言って、ミュージカルとしてはイマイチだった。曲数は少ないし、短い曲も多かった。でも、この作品には、そういう不満はないし、何より歌詞やダンスといったパフォーマンスが感動に結びついていた。

人種差別や障害者差別といったマイノリティー問題を扱っている。つまり、反トランプに結びつく作品ばかりを評価する最近の米芸能界においては、大絶賛されてもおかしくない内容なのに、しかも、「ラ・ラ・ランド」のスタッフも関わっているのに、何故、アカデミー賞でたったの1部門でしかノミネートされないのか。米国の批評家の評価が低いのか。見て、何となく分かった。格差社会に対する批判があるからだな。実際はトランプもヒラリーも金持ちだけれど、2016年の大統領選でトランプが勝てたのは、トランプが大衆の味方。ヒラリーはエリートってイメージがついたからと言われている。本作はそういうエリート社会に対する批判も描かれている。米芸能界関係者は、そういうエリート批判をヒラリー批判とイコール視したのかなという気がする。 それにしても、ザック・エフロン、いい感じで大人になっているな。ハイスクール・ミュージカル3部作のサントラとDVDを買っている者として嬉しい限りだ。

最後にどうでもいいことだが、職業柄、気になってしまうのだが、グレイテスト・ショーマンって邦題表記だけれど、greatestはグレーテストと棒のばし表記にせずグレイテストとしているのに、showmanはショウマンとせずショーマンと棒のばし表記にしているのは納得いかない。統一しろよって思う。


 
 
 

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