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15時17分、パリ行き

  • 原田崇央
  • 2018年3月10日
  • 読了時間: 2分

イーストウッド監督作品「15時17分、パリ行き」を見た。テロの実話を基にした作品と宣伝されているが、テロの部分の描写は驚くほど短く、事件の解決もあっさりだった。そして、前作「ハドソン川の奇跡」もそうだったが、今回も90分台とコンパクトな尺だった。でも、映画って90分〜100分が適正な尺数な気がするな。それにしても、イーストウッド監督作品、これで5作連続で実話を基にした作品だな…。 ところで、イーストウッド監督作品といえば、毎回のようにキネ旬ベスト・テンの上位にランクインし、1位になることも多いが、個人的には、イーストウッド監督作品に駄作はないけれど、ロートルの批評家・ライターが自分たちのアイドルを崇めているだけで過大評価すぎるのではと感じることも多い。もちろん、その中には、「アメリカン・スナイパー」のようなアカデミー作品賞ノミネート作もあるけれど、「ジャージー・ボーイズ」とか「ハドソン川の奇跡」は大絶賛するほどではないでしょって正直思った。でも、本作は気は早いけれど、来年発表される今年度のキネ旬ベスト・テンで1位になったとしても納得かなと思えた。 何がすごいかって、事件の当事者、しかも、メイン・キャラを本人=素人が演じていることかな。なので、今回撮影した映像とニュース映像が混じっていても違和感がないんだよね。実話を基にした映画で、最後に実在の人物の資料映像とか、新たに撮った映像とかが流れたり、チョイ役で本人が出てくるってのはよくあるけれど、(これまでのイーストウッド作品でも、「アメリカン・スナイパー」などニュース映像が流れたり、本人が出てきたりするのはあった)どうしても、唐突感があったし、場合によっては、似てなかったりで、は?って思ったりすることもあった。でも、本当、この作品は自然なんだよね。そうそう、ニュース映像部分といえば、オランド見たの久しぶりだな。一瞬、名前を思い出せなかったが…。 そういえば、イーストウッド作品といえば、ジャズだけれど、本作では、オルタナ・ロックのイマジン・ドラゴンズの「ビリーヴァー」が効果的に使われていて驚いた。それ以外にも、ボラーレとかEDMとかも使われていて驚いた。まぁ、エンド・クレジットは、いつもながらのジャジーな感じだったけれど。


 
 
 

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