ブラックパンサー
- 原田崇央
- 2018年3月10日
- 読了時間: 2分
ブラックパンサーを見て思ったこと。インクルージョン・ライダーとかいう制度を絶賛している連中はブラックパンサーに白人キャラが増えたり、ワンダーウーマンに男性キャラが増えたら文句言うよなと思った。でも、インクルージョン・ライダーって、そういう制度でしょ!
本当、平等とか何とか言っている人たちって、自分さえ良ければって考えのが多いな。矛盾だらけ。偽善だらけだ。
そもそも、黒人監督の作った映画や、ラップ系アーティストのMVって不自然なくらい、黒人以外のキャラがほとんど出てこないのが多いし。自分勝手なんだよね。
まぁ、でも本作は差別反対とか環境保護とか訴えている連中の矛盾とかも批判していて、そういう意味では政治的にバランスの取れた作品だと思った。
そういえば、博物館から盗まれた展示品の取り引きが韓国で行われるというネトウヨが喜びそうな話でもあった。でも、韓国側が全面的にロケに協力しているという…。金になれば何でもいいのかな?
あと、フォレスト・ウィテカーのなまり英語演技が良かったな。さすが名優。
字幕版で見たが、ブラックパンサーの陛下の妹役って、人種は違うが、夏菜子っぽい感じはするな…。ハリウッド映画の吹き替えって、単なる知名度で選ぶこともあるんだろうが、以前、輪郭で選ぶって聞いたことがあるが、本当なんだなと思った。
(追記)
ケンドリック・ラマーとシザによるエンディング曲「オール・ザ・スターズ」、メチャクチャ良い曲だが、この曲がかかっている時に、隣の席に座っていた若い奴がスマホの電源入れて、LINEだかなんだかのやり取りなんかしていて腹立った!たかが、2時間かそこら、スマホをガマンできねぇんだったら、映画館になんか来んな!まぁ、若い連中は、映画の鑑賞方法ってのは、スマホでNetflixだとかHuluみたいので、LINEのやり取りしたり、他の作業したりしながら見るってのが普通になっていて、2時間、画面だけを見つめるってことが出来ないのかもしれないが。最近、地上波でも映画を放送すると、ツイッターでつぶやこうみたいなキャンペーンを局側がやったりするし、もしかしたら、2時間ずっと、映画の画面だけを眺めるって見方は、批評家やマニアのような希少種しかやらない行為になってしまったのかもしれない。でも、映像制作者の端くれとして、こんな映画の見方は、映画を作った人間に失礼でできないな。どんなにクソ映画でも、上映中はスクリーンを見つめていたいと思う。

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