レディ・プレイヤー1
- 原田崇央
- 2018年4月28日
- 読了時間: 2分
とりあえず、ガンダム対メカゴジラなんてのを見る日が来るとは思わなかった。しかも、ゴジラのテーマも流れるし…。 日本人キャラの描かれ方がなかなか行動しない=準備期間が長いが、いざ動き出せば、それなりの仕事をするみたいになっているのは、なかなか決断しない日本企業を皮肉っているのかな?
オチがサブカル系・オタク系のライターなどに酷評されているのに納得した。◯◯がいない奴は××人間って言っているようなもんだからな…。スピルバーグ監督自身は、自作(魔宮の伝説)のヒロイン役女優と結婚し、子どももできたが、世のオタクはそうではないからな…。
それにしても、本作と並行して「ペンタゴン・ペーパーズ」を作っていたのってすごいな。スピルバーグ組常連の撮影のヤヌス・カミンスキーと編集のマイケル・カーンもだけれど。さすがに、高齢の音楽のジョン・ウィリアムズは今回は参加しなかったが…。
あと、70年代から80年代の洋楽ヒットの使い方もベタだけれど、スピルバーグ世代(現在の40代〜50代)にとっては、永遠の名曲だから、流れてくるだけで、そのシーンが何倍にも良く感じるよな。 ニュー・オーダーの「ブルー・マンデー」は予想通り、クラブのシーンで使われていたし、権力争いが題材の作品でティアーズ・フォー・フィアーズの「ルール・ザ・ワールド」を使うのは歌詞そのままだし、ダンス・シーンでは、ビー・ジーズの「ステイン・アライヴ」が流れるし、反逆者一斉蜂起のシーンでトゥイステッド・シスターの「ウィア・ノット・ゴナ・テイク・イット」が流れるし、ここまで、ベタベタな使い方だと、気持ちいい!あと、ジョーン・ジェットの「いけないアナタ」なんて聞いたの何年ぶりだ?
それから、オープニング曲はヴァン・ヘイレンの「ジャンプ」だったが、スピルバーグはヴァン・ヘイレンが好きなのか?プロデュース作の「バック・トゥ・ザ・フューチャー」では、ベイダー卿に扮した?主人公が若い頃のダメ親父を奮起させるために聞かせたのはヴァン・ヘイレンだったし、映画としてはクソだが、「ツイスター」では、サミー・ヘイガー時代のヴァン・ヘイレンが「ヒューマンズ・ビーイング」という新曲を提供していた。(このサントラへの新曲提供を巡るゴタゴタが、サミー脱退の要因の一つだったんだよな…。でも、個人的には、デイヴ時代・サミー時代・ゲイリー時代全てを通じたヴァン・ヘイレン楽曲でコレが一番好き。エンターテインメントとかアートって、仲良しこよしでやっている時よりも、緊張感というか、時には険悪な関係の時の方が良い作品が出来ることがあるからな…)

Commentaires