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万引き家族

  • 原田崇央
  • 2018年6月8日
  • 読了時間: 3分

カンヌ国際映画祭パルムドールを受賞した「万引き家族」を見た。

これはアレだな。映画ファン系の場やマスコミ関係者の場で批判すると、「あんたは映画を見る目がない」とか「社会問題を理解していない」とか見下されてしまうタイプの作品だな。

そして、ネット上では、批判するとネトウヨ扱いされ、褒めるとパヨク扱いされる。

そんな厄介な映画だと思う。

個人的な率直な感想は、つまらなくはないし、見て損はない作品だが、単純に面白さの点で見ても、社会派的視点から見ても、演技や演出の面から見ても、同じ是枝作品なら、前作「三度目の殺人」の方が映画としての出来は上だと思う。

とりあえず、一番印象に残ったことは

「松岡まゆゆがエロい」

今まで、そんなに興味なかったが初めて可愛さを感じた。

あと、子役の水着試着シーンとか、子役が水着を着たまま入浴するシーン(唐突に感じたが、後ほど、強引に理由付けを説明していた)とか、ロリ方面の連中は興奮しそうだなと思った。

是枝といい、パヤオといい、左翼監督はロリが多いのか?

そういえば、ロリは関係ないが、安藤サクラが珍しく可愛く見える作品だった。この人の出演作で、可愛く見えたのって、これ以外だと、ドラマの「ゆとりですがなにか」くらいしか思い浮かばない。

安藤サクラや松岡まゆゆの容姿に対する発言は単なる個人的な女性の好みなので無視してください。

まぁ、左翼系ロリ監督は女性の描き方が上手いってことなのかな?

良かった点

「リリーのヌード・シーンがあった」

今では、文化人とか名優とかの扱いになっているが、この人は休刊となった洋楽ロック雑誌の編集後記ページで毎月のように、チ○ポのイラストを描いていた人だからな。その原点に戻った感じで良かった。あと、ペチャクチャしゃべりながら、リリーが手品をするシーンはほとんど、深夜番組「真夜中」のノリだな。

「万引きする連中の描き方」

万引きする連中=収入のない最下層みたいなステレオタイプな描き方でないのは良かった。結構、生活に余裕がありそうだし。

「正規・非正規の描き方」

正社員が負傷した非正規のリリーに「労災出るよ」とか言っておきながら、実際は出なかったってのはリアルな描写だと思った。契約や支払い、保障に関して正規の連中が話すことはウソばかりだからな。

悪かった点

「唐突な展開や説明不足が多い」

ある人物の生死とか描写不足だし、予告でも言っているから、ネタバレにはならないと思うが、リアルな家族ではないらしいが、どういう関係なのかの描き方が曖昧。

「下町の描写」

台詞とか、劇中のニュースなどで下町が舞台らしいことは提示されているが、正直言って、下町に見えない。地方都市にしか見えない。多分、監督は下町に興味がないんだろうなと思う。あと、下町を治安の悪い地域みたいなステレオタイプで見ている気もする。

ところで、犯罪を描いた映画やドラマに過剰に反応し、反対運動を起こす輩がいるが、ああいう連中には、本当に腹が立つ。最近も、誘拐を題材にした「幸色のワンルーム」というコミックのドラマ化で反対運動をしているアホどもがいたが、そういう連中は、この作品は批判しないのか?この作品なんて、万引きのやり方を描いているんだぞ!それ以外にも、誘拐に殺人、死体遺棄、横領とかもあるし、詐欺や恐喝に近い行為もあるし、風俗も出てくるし、児童虐待もある。偽善的な倫理観をふりかざしている連中は、この作品こそ批判すべきだろうと思う。海外で賞を取った作品はいいのか?社会派監督の作品だからいいのか?ネトウヨが多いと言われるオタクが興味持たない作品だからいいのか?ダブル・スタンダードは良くないぞ!


 
 
 

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