デッドプール2
- 原田崇央
- 2018年6月9日
- 読了時間: 2分
途中、イマイチかなと思ったし、グロい部分にちょっと嫌気を感じところもあったし、内輪ネタも多すぎるし、何だかなと思ったりもしたが、最終的には良かった。
前作同様、音楽の使い方が最高だった。 「テイク・オン・ミー」を聞いて、ウルウルしたのなんて初めての経験だった!好きな曲だけれど、泣ける曲じゃなかったからね。でも、この使い方は泣ける。しかも、アンプラグド・バージョンだし…。 あと、何でシェールの「ターン・バック・タイム」なんか使うんだろ?と思っていたが、ストーリーに合った使い方で感心した。ネタバレになるので詳しくは語れないが。 それから、「アニー」の「トゥモロー」の使い方って、下手すりゃ、本家より感動的かもしれない。 そして、オープニング・タイトルが「007」風で笑った。セリーヌ・ディオンの主題歌は、今まで、いかにもセリーヌな曲としか思っていなかったが、「007」主題歌風を狙った曲だったのか。オープニング・タイトルでかかると、「007」の主題歌にしか聞こえないもんな…。 それ以外にも、AC/DC「サンダーストラック」とか、ピーガブ「イン・ユア・アイズ」とか、ベタな選曲も良い。まぁ、エンヤを耳にするとは思わなかったが、シーンに合った「オンリー・タイム」の選曲には感心した。 それから、アナ雪曲のパクリ説も笑えた。 そういえば、予告で流れていたLLクールJの「ノック・ユー・アウト」、本編には使われていなかったな…。残念。でも、DMXの曲は今回も使われていた。 ところで、もう、あのヒーロー役は演じないと言っていた人が、あの役で出ていたのには驚いた。ほかにも、エンド・クレジットを見て、あの役をあの人が演っていたことに気づいたとか、見終わった後に検索したら、あの役があの人だと分かったとか、大物のゲスト出演・カメオ出演が多くて驚いた。 キャストの話でいえば、忽那汐里、思ったより出ていた。何故、役名がユキオなのかは知らないが…。あと、アジア絡みの謎といえば、冒頭に出てきた「死侍」って看板、アレは何? それにしても、予告では、男尊女卑的・人種差別的な映画にも見えたが、本編を見ると、意外とマイノリティー差別反対へのメッセージを感じる作品だった。まぁ、X-MENから派生した作品だから、マイノリティー差別反対を訴えるのは当然なんだけれど…。個人的には、ブラックパンサーやワンダーウーマンよりも、MeTooとか、BLACK LIVES MATTERといった運動とリンクした作品のような気がする。

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