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空飛ぶタイヤ
- 原田崇央
- 2018年6月22日
- 読了時間: 2分
組織のコンプライアンスや隠蔽に関する問題がテーマだけに、どうしても、主演俳優の所属グループや所属事務所のことを考えてしまい、あなたに、それを言われるのは、どうなのかなと思ってしまう…。でも、感動するところはあった。 一番悪いのは問題隠しをする大企業だが、スケープゴートにされた中小企業の社長だって、いったんは、身内を犯人扱いしたし、真犯人が分かってからも、真相究明のために社員や会社の明日の身を危うくしたし、他の被害企業もマスコミも簡単に権力と金に屈するし、被害者遺族ですら、自殺したい人がたくさんいるのに、何でうちのが死ななきゃいけないんだなんて言ったりする。結局、みんな、自分のことしか考えていなくて、真相究明なんてのは綺麗事に過ぎないってのがよく描かれていたと思う。 まぁ、最後は一応、悪い奴は罰せられ、窮地に立たされた主人公や彼が経営する中小企業も救われて、一応、勧善懲悪的に感動的に終わるので、普段、労働環境に不満を持っている人は多少はストレス解消できるとは思う。
ただ、主人公の社長が敬語を使えないのが気になった。典型的なダメ社長だなというのがよく分かる。しかも、自分がスケープゴートにされ、倒産一歩手前に来て、子どもがいじめられまでしたのに、問題解決後も敬語を使えてなかった。多分、あの社長はまた、トラブルに巻き込まれると思う。 どうでもいいのですが、ディーンとか一生とかって、どの作品見ても同じ演技に見える…。

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