虹色デイズ
- 原田崇央
- 2018年7月8日
- 読了時間: 2分
「虹色デイズ」を見た。一瞬、タイトルを「空色デイズ」だっけ?「夏色デイズ」だっけ?と間違いそうになったが、「空色デイズ」はしょこたんか…。 観客が、小中高の女子ばかりで、いい年こいた大人の男としては、ちと恥ずかしかった…。
以前ほど、見る量は減ったというか、同系統の作品が多過ぎて、とても、追いきれなくなったが、それでも、時々、この手のキラキラ系コミック実写化青春映画は見たくなってしまう…。下町育ちだから、こういう作品で描かれるような、環境とか人間関係とは縁遠かったので、一種のファンタジー的憧れなのかな?
ファンタジーといえば、この手の作品って、大人の存在が希薄で、それが、身近な世界を描いているのにファンタジーに思える要因だけれど、本作は他の作品よりも、さらに、大人の存在が希薄だった。きちんと、ストーリー上に影響する台詞があり、なおかつ、役名もついている大人のキャラって、教師1人と、主要メンバーの兄貴の合わせて2人しかいないからな…。高校生活って、もっと、大人が混じっていると思うのだが…。
そういえば、何かの論評で読んだが、この手の映画の大人の希薄は、日常、子どもたちが教師や大人から与えられるストレスから解放された感を演出するためという説があるが、本当かな?個人的にはイジメとか無視とか同級生から与えられるストレスの方が大きい気がするのだが…。
それにしても、本作で描かれていたのは、高2から高3のはじめだったが、もし、10代に戻れるなら、確かに、この時期だよなって気がする。本作を見て、感動してしまったくらいだからな…。
本作のキャラでは、まりっぺが良かった。最初はムカつくキャラだったが、どんどん可愛く見えてくるんだよな…。確かに、10代の頃って、最初は悪印象を抱いたり、好みでないタイプだったりするのを、いつの間にか好きになることあるよな…。

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