ジュラシック・ワールド/炎の王国
- 原田崇央
- 2018年7月22日
- 読了時間: 1分
FALLEN KINGDOMが何故、炎の王国という邦題になるんだ?全く逆の意味じゃないか!ただ、内容自体は良かった。ジュラシック・シリーズで泣けるとは思わなかった。
まぁ、前作のアトラクション的なものを期待していた人には退屈かもしれないが。実際、上映中にトイレかなんかで席を立ち、人の目の前を通り過ぎていくウザい輩が多かったからな。
でも、ドラマ部分は本当に良かった。ネタバレになるので多くは語れないが、遺伝子操作やクローン技術で作られた生命体は、生き物か否かというのがテーマだからな。つまり、クジラやイルカの死にはムキになる欧米人が、牛や豚の死には何とも思わないのは、家畜=人為的に作られたからってことでしょ。
そういう、ヘビーなメッセージを盛り込んでいる作品だから、アトラクション度は前作よりは、どうしても薄くなってしまうのは仕方ないのかな。
あと、画で泣けるシーンが結構ある。溶岩にのみ込まれ、命果てていく恐竜の姿なんて泣けるし、月を背景に建物の上をはう恐竜の姿も美しい。アート系にくくられることもある監督がメガホンをとると、ストーリー的にも映像的にも、こうなるのかって感じかな。
それにしても、ブライス・ダラス・ハワードの一般人っぽい可愛いさっていいよな。

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