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インクレディブル・ファミリー
- 原田崇央
- 2018年8月11日
- 読了時間: 2分
「インクレディブル・ファミリー」、原題は「インクレディブルズ2」なんだから、邦題は「Mr.インクレディブル2」で良かったのでは?そういえば、去年の「カーズ/クロスロード」も原題は単に「カーズ3」だったよな。
何か、ディズニーの日本支社って、やたらと、続編とかスピンオフとかリメイクとか実写化といった言葉を使わせたがらないよな。洋画が当たらないと言われて久しく、シリーズものと分かると避けたがる観客がいるのは事実だが、そのやり方は違うんじゃないのかなと思う。
内容に関しては、犯人はほぼ想像通りだった。すぐに分かるしって感じだった。まぁ、ミステリー映画ではないし、面白いからいいか。
あと、前半は、女性の権利とかマイノリティーの権利とかを主張する人たちが、何でもかんでも、反トランプに結びつける昨今の風潮を皮肉っているのかな?下手すると、保守思想の映画なのかな?とも思ったが、犯人が明らかになるあたりから、やっぱり、反トランプ寄りの映画だったんだと思った。
同時上映の短編「Bao」はオススメ。中国語の音声も聞こえてくるので、最初は、「チャイナ・マネー」に屈したディズニーの中国人へのご機嫌とり映画かなと思った。
そして、クライマックスになると、メインキャラクターのとった行動に唖然としてしまい、中国人は残酷だな、これを許すディズニーは、やっぱり、「チャイナ・マネー」に屈しているんだなと思った。
ところが、終盤になって、謎が解けると、一気に感動してしまった。見ながら感じていた違和感もこういうことなのかと納得した。とりあえず、ネタバレになるから説明できないが、「インクレディブル・ファミリー」と共通したテーマを持つ作品だとは言えるかな。

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