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劇場版コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-

  • 原田崇央
  • 2018年8月20日
  • 読了時間: 2分

日本の観客動員数ランキング首位を独走し、夏休み映画全体の首位争い(少なくとも、2位はほぼ確実。邦画トップは確定状態)をしている作品を見た。

こういうことを言うと、「これだから、映画マニアは、頭が古い」とか「上から目線だ」とか言われてしまうかもしれないが、あえて言わせてもらうと、これは映画じゃない。別につまらないとは全く思わないし、感動するシーンもある。でも、これが今夏を代表する映画となっているというのは、日本の映画界にも観客にも問題があると言わざるを得ない。

シリーズものの映画で前作までのおさらい的なものが冒頭につくのは分かる。でも、テレビシリーズの劇場版で、テレビシリーズの名場面集みたいなものを頭につけるのは違うんじゃないかなと思う。次の劇場版で今回のダイジェストが冒頭につくのは理解できるし、百歩譲って、テレビシリーズの最終回の直後に公開される「続きは劇場で」みたいな作品だったら、まだ分かるが。

というか、本作は、テレビの2時間スペシャルとしてみても、出来はイマイチだと思う。(繰り返し言うが、つまらないとは一言も言っていない)劇場版でも、2時間スペシャルでも、きちんと、核となるストーリーがあるけれど、これは、単に次から次へと患者が出てくるだけで、その合間にテレビ版のファンが喜びそうな、キャラクターの近況が紹介されるだけだからな。はっきり言って、テレビシリーズの途中の数話を続けて見させられただけって感じ。

別に、テレビドラマより映画が偉いとか言うつもりはないが、こういうのは映画じゃないよなと思ってしまう。

それにしても、医療界って、超絶ブラックたなというのが、本作を見ると分かる。あと、医療に通じている人が見れば、突っ込みどころ満載だとは思うが、ガッキー出演映画として見ると、突っ込みどころは少ない。


 
 
 

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