top of page

マンマ・ミーア!/ヒア・ウィー・ゴー

  • 原田崇央
  • 2018年9月5日
  • 読了時間: 3分

「マンマ・ミーア!/ヒア・ウィー・ゴー」って邦題はどうなのよ?って思う。原題の「ヒア・ウィー・ゴー・アゲイン」からアゲインをとっただけなんだけれどさ、これって、アバの「マンマ・ミーア」の歌詞からとったのは明らかなんだし、曲の区切れの良さでいえば、アゲインまでいくのが普通でしょ。こういうところからも日本の映画関係者って、映画以外には興味ないんだなってのがよく分かる。

それにしても、主人公の母親がメリル・ストリープで、祖母がシェールって、すごいよな!どちらも、アカデミー賞受賞者だし。ただ、シェールとメリルが親子って、無理あるよな…。

前作の主要キャストが出ないのか…みたいに思って見ていたが、その不安を払拭してくれる内容だった。(ネタバレ禁止でこれ以上は言わないが)

あと、シェールの大御所感というか、ラスボス感というか、紅白の大トリみたいな存在感はすごい!

そういえば、日本では前作よりヒットしていないせいか、上映回数が減らされていたので、慌てて見ることにしたが、本当、この夏、公開されたいろんな洋画の続編、軒並み、前作を下回る成績となっているよな…。一人の映画ファンとして不安を感じている。

「アントマン&ワスプ」は前作がかろうじて、興収10億円を超えたくらいだから、今回は、同レベルか、それ以上が期待できそうだけれど、それ以外の洋画シリーズものは、ことごとく前作からダウンしているからな…。

「ジュラシック・ワールド/炎の王国」はアート路線もこなせる監督がメガホンをとったおかげで、感動的な作品になったし、「ミッション・インポッシブル/フォールアウト」はシリーズ初めて監督が続投となったおかげで、ドラマ部分が充実していたし、「インクレディブル・ファミリー」は14年ぶりというのを感じさせなかった。「ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー」は去年の「最後のジェダイ」より遥かに面白かった。「オーシャンズ8」だって、ジョージ・クルーニーの3作とは別物と見れば、かなり面白かった。まぁ、「皇帝ペンギン ただいま」や「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ☆アディオス」といったドキュメンタリーは前作には及ばない出来だったが…。

こうした映画らしい作品をおしのけて、夏休み興行のトップがテレビドラマ「コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-」の劇場版なんだからな…。そして、夏映画を問わず、今年の映画興行のトップがテレビアニメ「名探偵コナン」の劇場版…。どちらも、金を払って見たし、それなりに面白いとは思うが、正直、映画じゃないよなと思う。こういうことを言うと、これだから、映画マニアはって言われるのかも知れないが、映画らしい映画を見たがらない日本人って、おかしいんじゃないかなと本当に思う。


 
 
 

Comments


Featured Posts
後でもう一度お試しください
記事が公開されると、ここに表示されます。
Recent Posts
Search By Tags
Follow Us
  • Facebook Long Shadow
  • Twitter Long Shadow
  • SoundCloud Long Shadow

© 2023 by PlayPlay. Proudly created with Wix.com

bottom of page