クワイエット・プレイス
- 原田崇央
- 2018年9月29日
- 読了時間: 2分
「音を立てたら、即死。」ってコピーは日本が勝手に付けたのかな? 正確には、「騒音を立てたら、即死。」という話だった。 海外のポスターを見ると、「IF THEY HEAR YOU, THEY HURT YOU」(音を立てたことを気付かれたら襲われるみたいな感じ)って書いてあった。
そりゃそうだよね。この世に存在する、全ての生命体は何らかの音を立てずには生きられないんだから。 台詞でも、LOUDじゃなきゃOKみたいな台詞(正確には手話)があったし、他の騒音に紛れてしまえばOKみたいな台詞(こっちは本当に台詞)もあった。 日本の映画の宣伝コピーは相変わらずクソだなというのがよく分かった。
それにしても、突っ込み所満載な作品だったな〜。 川や滝の音、風でブランコや扉が揺れる音はOKなの?人間が起こした音のみが対象なの?でも、無線の音や火を起こす音はOKだったよな…。
それから、全然、水や電気、食べ物に困っていないのは何故?世間は廃墟と化しているはずなのに。
あと、途中で赤ちゃんが誕生したが、もしかすると、この作品って、赤ちゃんの泣き声をうるさいって騒ぐような連中がいるが(まぁ、あやしもせず放置している親が増えたのも問題だが)、そういう連中は“モンスター”だって言いたいのかな?
とりあえず、一番目を背けたくなったのは、足にクギが刺さったシーンだった。日常生活の中の不注意から起こるケガがいかに怖いかを教えてくれる有意義な作品だった。
そういえば、エンド・クレジットにキャストとしてクレジットされている俳優はたったの6人だった(自分のカウントでは人間キャラは8人いたのだが…)のに、それよりも遥かに多い数のスタントマンがクレジットされていて驚いた。
あと、ニール・ヤングの名曲「ハーヴェスト・ムーン」に合わせて夫婦で踊るシーンがあるが、イヤホンを妻から夫に渡すシーンで確実に音漏れしているのだが、これはOKなのか?ニール・ヤング先生の音楽は雑音ではないってことか?

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