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日日是好日

  • 原田崇央
  • 2018年10月13日
  • 読了時間: 3分

樹木希林氏の遺作(正確には来年公開作品もあるが、死後公開の作品だから遺作でいいでしょ…)「日日是好日」を見た。

自分より若そうな観客は1人か2人しかいなかった…。

結局、映画やドラマ、演劇に興味持っているのって、中高年ばかりなんだろうな…。だから、ワイドショーでも、中高年向けの芸能情報ばかりやっているような番組が好調で、そうでない番組が終わったりするんだろうな…。

それはさておき、樹木希林氏の茶道の先生役は、お茶目なところと厳しいところが混じっているところも含めて、マスター・ヨーダに通じるものがあるなと思った。

あと、ラストで主人公たちに託したメッセージは、嫌でも、死を目前にした演技だということを意識してしまう。

マスター・ヨーダのように、霊体になって、日本映画界・芸能界を見守る、マスター・キリンの姿を想像してしまう。

それから、茶道の頭で考えるなという教えは、ブルース・リー師父の「ドント・シンク、フィーーール」につながるなと思った。

とはいえ、作品自体は凡作だったな…。中盤までは、茶室のシーンばかりで画がわりしないし。それまで全くふれられていなかった人物との破局が伝えられたり、終盤にちょこっと出てきただけの人がラストで重大任務を託されたりとか、いくら、実話が基とはいえ、どうなのよと思った。あと、朝ドラじゃないんだから、主要人物のナレ死はやめようよ!

朝ドラ関連でもう一つ。 朝ドラといえば、若手俳優が一人で幅広い年齢を演じるものの、メイクやかつら、衣装が似合わず、コントみたいに見えるという問題があるが、本作では、主人公は、20代から40代まで演じているのに、コント感はなかった。その点は、流石、映画だと思った。

年齢の話のついでにいうと、原作者は自分より15歳年上だが、本作では、団塊ジュニアになっていた。そのおかげで、何をやってもうまくいかない、評価されないという主人公が団塊ジュニアの代表のように見えた。ある意味、炎上しない「半分、青い。」みたいな感じなのかな。

それにしても、教師役をよくやっている黒木華(つい、はなと言いたいなってしまう…)が、学生役というのは新鮮だな。初めて可愛いと思った。 あと、多部ちゃんの和服姿と、ウェディングドレス姿も可愛い。

追記 主人公が子どもの頃、「道」を見て、意味不明だったみたいな話があったが、それって、団塊ジュニアではなく、原作者の実年齢世代の設定だよな…。まぁ、80年代前半なら、まだ、名画座とかリバイバル上映とかあったから、映画館で見られないわけではないとは思うが…。

あと、カラオケで歌ったユーミンの曲、こんな時期だっけ?と思ったが、調べたら、こんな時期であってた。


 
 
 

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