top of page

ボヘミアン・ラプソディ

  • 原田崇央
  • 2018年11月18日
  • 読了時間: 5分

映画「ボヘミアン・ラプソディ」を見た。朝イチの回だが、結構、席が埋まっていた。まぁ、早起きの中高年観客が多いから埋まるよなという気はするが。10代、20代の観客は少なかったし、入場開始のアナウンスをしていた20代と思われる劇場スタッフの「ボヘミアン・ラプソディ」ってタイトルのイントネーションも何かおかしかったし、先日も仕事絡みでナレーターの「ボヘミアン・ラプソディ」のイントネーション問題が起きたことがあったし、多分、日本ではある世代より下にとってはクイーンって、興味の対象外なんだろうなと実感した。 フレディが亡くなってから、今度の土曜日で27年だし、日本で最後に新しいクイーンのファンが大量に発生したのって、多分、キムタクのドラマだろうから(そういえば、最終回だけ見ていない!)、よく洋楽ファンになりやすい年頃の中2の時にキムタクのドラマと、それに便乗した日本独自のベスト盤でファンになった世代がその最後の世代だろうから、クイーン好きってのは若くてアラサー辺りなのかなって気もするし。 そういえば、このキムタクのドラマのせいで、日本ではクイーンの代表曲として、「ボーン・トゥ・ラヴ・ユー」が挙げられるようになってしまったが、あれは納得いかない。「ボーン・トゥ〜」はフレディのソロ曲だろ!ノエビアのCMソングだろ!って言いたい。ちなみに、自分が中2の時にリリースされたのが、このフレディのソロ版の「ボーン・トゥ〜」なので、リアルタイムで好きになったクイーン関連楽曲はこれが最初なのかな。 それから、エンド・クレジットに流れる「ショウ・マスト・ゴー・オン」を最後まで聞かずに(映画だから、見ずにかな?)、帰っていった観客が何人かいたが、何しに、この映画を見に来たんだ?フレディの生前に本国UKでリリースされた最後のシングルだし、歌詞の内容も死を意識したものなのに…。流行っているから見に来ただけで、クイーンには興味ないのか? 観客の話はこれくらいにして、作品自体の話をすると、ゲイとかエイズに関する描写が物足りないと海外でポリコレ的な視点の人たち?が批判していたみたいな報道があったが、まぁ、そういう批判も分からないではないって感じかな。 同性愛絡みといえば、フレディと元カノの関係って、賞レースを賑わせた「リリーのすべて」(これも実話の映画化)のデンマーク人画家と妻の関係に近いかもと思った。「ボヘミアン・ラプソディ」ではフレディに女性的な格好をするきっかけを与えたのは、この元カノみたいに描かれていたし。 ところで、「ウィ・ウィル・ロック・ユー」の誕生エピソードが1980年の話として描かれているのおかしいだろ!アレは77年の曲だぞ! でも、そんなことなんかどうでもよくなってしまうんだよな、ラストのLIVE AIDの再現シーンを見ると…。泣けるんだよな。事実と違うとか指摘されている箇所も他にもあるようだが、この20分くらいのシーンを見れば、この映画を酷評はできないなって感じかな。 追記 クイーンって、日本ではハード・ロック扱いされないことが多いけれど、こうやって、改めて楽曲をまとめて聞いてみると、ハード・ロックだよなと実感する。というか、日本では、ハード・ロック扱いされることも多かった(最近はそうでもないが)ハートやチープ・トリックより、クイーンの方がハード・ロックだよな。 「ウェインズ・ワールド」を見て以来、「ボヘミアン・ラプソディ」はヘッドバンギング曲のイメージが強くなってしまったが、アレって、米国ではクイーンって、ハード・ロックとして認知されているってことだったんだろうな。 その「ボヘミアン・ラプソディ」が、フレディ追悼&「ウェインズ・ワールド」での使用でリバイバル・ヒットして以来、26年ぶりに全米トップ40入りしたってのもすごいよな。 ハード・ロックといえば、増田勇一が字幕監修としてクレジットされていたが、これって、多分、BURRN!ではなく、MUSIC LIFE視線なんだろうな…。 追記その2 クイーンといえば、日本で先に人気が出た洋楽バンドとよく言われるけれど、アレって捏造とまでは言わないけれど、限りなく誇張に近いと思う。何しろ、本国で2ndアルバムが出た頃にやっと、日本で1stが出たんだからな…。 あと、確かにチャート・ポジションは日本の方が上だったかもしれないけれど、チープ・トリックだって、全米チャートにランクインしていたし、MR.BIGだって、名前がビッグさんだから、ビッグ・イン・ジャパンの代表みたいに言われるけれど、デビュー曲のMVは米国のMTVでも結構、オンエアされていたんだよな。MR.BIGはどちらかというと、本国で人気が落ちた後も、日本ではチャート上位をキープしていたから、ビッグ・イン・ジャパンのイメージが定着したんだと思うな。 それから、ボン・ジョヴィに関しては完全に捏造レベルだと思う。確かに世界で初めて彼等にゴールドディスクを与えた国は日本かも知れないけれどさ、米国の基準からすれば、かなり枚数が少ないしさ…。というか、デビュー曲「夜明けのランナウェイ」は全米シングル・チャート(総合チャート)でトップ40入りしているからね。ハード・ロック/ヘヴィ・メタル系のアーティストのデビュー曲がトップ40入りするなんて異例だからね。デフ・レパードもモトリー・クルーもポイズンもデビュー曲はランクインしていないのに、ボン・ジョヴィはトップ40入りしているんだから、どこが日本で先に人気が出たんだよって感じ。

つまり何が言いたいかっていうと、日本のレコード会社やマスコミの言うことは信じちゃだめだよ!


 
 
 

Comments


Featured Posts
後でもう一度お試しください
記事が公開されると、ここに表示されます。
Recent Posts
Search By Tags
Follow Us
  • Facebook Long Shadow
  • Twitter Long Shadow
  • SoundCloud Long Shadow

© 2023 by PlayPlay. Proudly created with Wix.com

bottom of page