ポリス・ストーリー REBORN
- 原田崇央
- 2018年12月1日
- 読了時間: 2分
都内2館の上映、しかも、1日フル上映の劇場はなし。最近、本当、ジャッキー映画の公開規模は小さい。公開されるだけましなのかな…。
それにしても、全く関係ないのに、邦題はポリス・ストーリーって…。
まぁ、「ドラゴン」シリーズ、「モンキー」シリーズ、「Mr. Boo!」シリーズ、「デブゴン」シリーズなど、本来はシリーズではない香港系作品を日本で勝手にシリーズものにしてしまうのは日本の配給会社の得意技だからな…。
でも、そんな、本来はシリーズとは関係ない作品なのに、主題歌は「英雄故事」ってのが、よく分からん!
内容はSFっぽいのかなと思わせておいて、あまり、そうでもないし…。とか、名前を言ってはいけないあの人みたいな風貌の人、思ったより、存在感ないし…。とか、突っ込みどころ満載ではあった。
あと、ジャッキーの◯が◯◯される。って、衝撃的だよな。でも、◯◯するのには、呆気にとられたが。
それから、欧米社会(舞台はオーストラリアだが、白人社会ということで…)のアジア人蔑視に対する批判的な描写も結構感じられた。
主人公の娘に対して、オーストラリア人が、日本語や韓国語で話しかけるのは、そういうのに対する皮肉だろうな。日本、中国、韓国がごっちゃにされて腹立つというのは、東アジア人共通なんだな。あと、広義ではアジアになる中東系への偏見も批判しているように感じた。
それから、セリフにジャッキー・チェンって言葉が登場するのも斬新だった。アクション俳優ジャッキーが存在する世界観の中で、ジャッキーは別のキャラを演じているって不思議。
そういえば、最近のジャッキー映画って、イケメンの若手が2番手とか3番手あたりで出てくるの多いな。興行成績対策かな?
それにしても、エンド・クレジットが流れると同時に席を立ち去っていく観客が結構いたが、この人たち、何しに、ジャッキー映画を見に来たんだ?


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