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ココア
- 原田崇央
- 2019年1月24日
- 読了時間: 2分
録ったままだった、ヤングシナリオ大賞受賞作「ココア」をやっと見た。
これでよく受賞できたな?コネか?最年少受賞という話題作りか?というのが正直な感想かな。
タイトルになっているココアも全然、描けていない。文字では缶コーヒー、缶ココアと書けば済むかもしれないが、ドラマでは映像で見せないといけないのに、それが出来ていない。
日本のドラマなので、タイアップでもない限り、缶のアップは撮れないというのなら、台詞で登場人物とココアの関わりを描写したり、飲むシーンを効果的に描いたりすべき。脚本がそうだとしても、演出サイドで描くことはできたのに、それもしていないから、余計、脚本の酷さが目立つ。
あと、3人の女子生徒の話が交互に出てくるだけで、全然、絡みがないのも酷い構成だ。最後にたまたま、同じ場所に出かけるというのがあるが、これで、各キャラが重なったとでも思っているのか?だったら、オムニバスにした方が良かった。
あと、女子生徒のうちの1人の浮気している母親も実質、交互に出てくる主要キャラになっているのも、構成が悪い。他の2パートは、女子生徒を気にかける男キャラとの絡みで話を進めているのだから、このパートも変に母親を立てずに、そういう構成で良かったのでは?
ちなみに、過去に自分が1度だけ、この賞に応募し、落とされたからという理由でひがんで批判しているわけではない。エンタメ作品のファンとして、そして、一応、仕事で文章書いたりする人間として、冷静に批判しているだけである。
まぁ、南沙良は可愛いよな。彼女のパート単独で描けば、スッキリしたのでは?他の2パートはイマイチ共感できないが、このパートはそこそこ、共感できたし。

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