フォルトゥナの瞳
- 原田崇央
- 2019年2月22日
- 読了時間: 3分
ネトウヨ思想満開なのも嫌いだし、大先生扱いされている作家なのに、ネット情報のコピペみたいなことをしているのも腹立つ。なので、いくら、岡田が名演技を披露していても、綾瀬はるかが出ていても、百田原作映画は見ないように努めていた。
でも、フォルトゥナの瞳は、魔がさして、見てしまった…。岡田や綾瀬はるかなら我慢できたが、かすみんでは、我慢できなかった…。というか、ここ最近のかすみん、出演映画の選球眼、悪くないか?一時期の宮﨑あおいレベルだよな…。
百田原作映画を見ると、ネトウヨ扱いされるし、批判すると、パヨクとか在日とか反日とか呼ばれそうだから、この人の作品を映画化したものを見るのは避けたかったが、かすみんには逆らえなかった。内容はともかく、かすみんの可愛いさは炸裂していたし…。
で、内容だが、原作もそうなのかどうか知らないが、突っ込みどころだらけな話だった。別に特定のジャンルを見下すつもりはないが、典型的なテンプレで作られたラノベって感じの内容だった。
まぁ、ラノベ作家の中にはネトウヨ思想に毒されたのが結構いるし、歴史修正主義者も多いし、コピペみたいなことしているのがいるから、百田と通じるものがあるんだろうな。
とりあえず、運命を変えようとする話だが、百田原作という色眼鏡で見ると、どうしても、歴史修正主義と重ねて見てしまうよな…。あと、神話の内容を重視するような台詞もあったし、この人は本当に、神話が歴史だと思っているんだなと呆れて?しまった…。
それにしても、愛国心とか日本語の素晴らしさとかを強調している作家が、フォルトゥナというバリバリの外来語を使っているのは何故?結局、彼のは愛国でもなんでもなく、コリアンや中国人をヘイトしているだけで、ポリシーがないんだよな。典型的な白人コンプレックスから中韓を中心にした排外思想になった老害って感じだな。
ネトウヨ・パヨク的な視点以外だと、これって、auの宣伝だよね?って思うような場面が多々あったが、製作委員会の中に、KDDIの名前を発見し、納得した。でも、店員が個人情報を悪用したり、店内で男と会う約束したりするの、いいのか?
そういえば、主題歌がワンオクだが、au的にOKなのか?ワンオクって、ドコモのCM曲やってたのに…。まぁ、どうでもいいか。ところで、この主題歌でワンオクはキアーラをフィーチャーしているが、その人選といい、曲調といい、リンキンの事実上のラスト・アルバムを意識しているよね。
本当、周回遅れの洋楽モノマネが好きなバンドだな。まぁ、前作までの2000年代前半のラウド系ロックのモノマネよりは、古くさい音ではないが。こんなバンドが最高とされているんだから、日本のリスナーの質が問われても仕方ないよなとも思う。まぁ、自分もこの主題歌が入っているアルバムを買ったが…。
ところで、終盤のネタバラシ回想ダイジェストっているか?最近も、若者が閉所で議論する映画でやっていたが、こういうのって、いらないでしょ。伏線が分からなかった人は分からなかったでいいし、分かった人は分かったでいいのでは?
わざわざ、伏線が張られていましたよって、丁寧に説明しなきゃいけないってことは、自分たちの脚本や演出、原作もそうだとしたら、その文章も、ダメだったって、自ら言っているようなもんだと思うのだが。

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