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七つの会議

  • 原田崇央
  • 2019年2月23日
  • 読了時間: 2分

パワハラをされた人間が、別の人間にパワハラをする。ありえないノルマを課せられた人間が、別の人間にノルマを課す。そういう、日本の職場における負の連鎖がよく描けている作品だと思った。

それから、非正規雇用が増え、永年勤続が減った現在でも、転職をする人間は問題がある人間扱いされる。しかも、中途採用を募集している企業ですら、そう思っているのが多いが、そういう思考、つまり、会社と一心同体を求められるから、日本の企業では、不正の隠蔽が後を絶たないんだなというのも、よく分かる作品だった。

ただ、いかにも、TBS(テレ朝もか?)あたりの中高年が喜びそうなドラマに出てきそうなメンツを集めた感じのキャストを見ていると、スペシャルドラマにしか見えないよな…。土屋太鳳が大物扱いのクレジットになっているのには驚いたが…。

あと、萬斎の演技は、映画でもドラマでもなく舞台だね。彼自身の才能は認めるが、映画としてはダメダメな演技だね。あと、彼が主演ということになっているが、作品の3分の2が終わるくらいまでは、朝倉あきが主演でしょ!

それから、画面が暗すぎる。いかにも、テレビドラマ的なキャストなのに…。予告は、暗く感じなかったのにな…。あと、ディランの曲が主題歌っての、ほとんど詐欺だな。エンド・クレジットの大部分に流れているのはインスト曲で、最後にちらっと流れるだけだからね。よく許可が出たなって感じ。

それにしても、無性にドーナツが食べたくなる映画だった。でも、作中に出てくるドーナツ、社内販売でセルフサービスなのに200円って高くないか?スタバですら、250円くらいなのに…。


 
 
 

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