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スパイダーマン:スパイダーバース

  • 原田崇央
  • 2019年3月16日
  • 読了時間: 2分

ちょっと、たるいな〜とは思ったりもしたが(つまらなくはない。というか、結構笑える)、アカデミー長編アニメーション賞を受賞したのも納得。 ノミネートされた5本の中で一番、技術的に挑戦していたのはコレだしね。

キャラやシーンによって、CGアニメ風になったり、手描きアニメ風になったり、アメコミ風になったり、日本で最近多いセルルックっぽいのがあったり、色々と演出を変えているが、それでも、作品全体の統一感がなくなっていないのはすごいと思う。

あと、ここ最近の米国の賞レースで評価されやすい、反トランプにつながるマイノリティーや女性の権利主張系の作品でもあるというのも評価される理由かな。

今回の主人公は、黒人とヒスパニック系の血を引いているし、仲間には、女子や日本語を話す女子生徒みたいのもいる。その一方で、これまでの主人公だったピーターは中年太りの冴えないオッサンにされているし。 かといって、ポリコレ的主張が全て正しいという押し売りではなく、きちんと悪役側にも女性や黒人がいる。非常にバランスが取れている。

メインの作品賞を受賞した「グリーンブック」も、外国語映画賞を受賞した「ROMA」も権利を主張するだけでなく、差別される側の悪い点も描いていたが、そういう部分では、この作品も共通するのかなと思った。 まぁ、スパイク・リーみたいな連中はそういうのは気にくわないんだろうけれどね。

ところで、全米ナンバー1ヒットになったポスト・マローンの曲、やけにあっさりとした使い方だったな…。 あと、なんで、セント・エルモス・ファイアーの主題歌使っているんだ?

とりあえず、字幕版なのにエンドに流れる曲が凛として時雨(正確にはTKのソロ)ってのは避けられていて良かった。過去にアメスパの時は字幕版も邦楽アーティスト曲に差し替えられていたからな。

というか、ソニーはミュージカル映画のアニーで、字幕版にもかかわらず、エンド曲をケン・ヒライに差し替えるというありえないことをしたからな…。


 
 
 

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