ペット・ショップ・ボーイズ
- 原田崇央
- 2019年4月1日
- 読了時間: 3分
ペット店の少年たちのライブを見た。
初めて、「哀しみの天使」を生で聞くことができ、涙が出てきた。個人的には、この曲が一番好きだな。
あと、CMに使われた曲でPSBで最もロック寄りな曲とも言える「ホーム・アンド・ドライ」を聞けたのも良かった。 まぁ、PSBはニュー・オーダーのメンバーやデヴィッド・ボウイ、ブラーなんかともコラボしているし、時代によっては全米ロック・チャートに入ることもあったから、元々、ロックの要素はあるのだが。
それにしても、「ウェスト・エンド・ガールズ」や「哀しみの天使」、「オールウェイズ・オン・マイ・マインド」、「ゴー・ウェスト」なんていった代表曲とされる曲よりも、「ドミノ・ダンシング」が一番盛り上がっていたのには驚いた。 この曲を偏愛するのって、てっきり、うちらの同級生の間だけだと思っていた…。 それが、全国的な人気曲だとは…。多分、Winkの「淋しい熱帯魚」でパクられていたから、無意識のうちに混同されて、耳なじみの曲になっていたんだろうな…。
とりあえず、見て良かった。 ギリギリまでシフトが確定しなかったので、チケットを買うのもギリギリになったため、あまり良い席ではなかったが、それでも武道館って結構きちんと見られるんだよな。何気にあの規模のキャパの会場で後ろの方でもそこそこ見られるってところないよな。
何しろ、フェスを除けば19年ぶりの来日公演だからな…。次の保証はないので、本当、見て良かったとつくづく思う。
入りは9割強と予想よりは入っていたが、観客の年齢層は自分が平均年齢より低めかもと思うくらいの感じだった。 なので、アリーナ席以外はほぼ座りっぱなしだし、踊ったり、シンガロングしている人も少ない。 今の日本で洋楽ライブが盛り上がるには、ライブスペースかフェスしかないのかな。(例外はもちろんあるが、そんなの数えるほどしかないよな…)
でも、ライブスペースじゃ、ペット・ショップ・ボーイズあたりのクラスのアーティストのギャラや経費を賄うのは難しいだろうから、結局、フェスって、なるんだろうな。最近、大物アーティストの日本飛ばし。あるいは、来てもフェスだけってのが多いのは、そういうことなんだろうな。
洋楽市場が縮小し、ライブに来るのはオッサン、オバサンばかり。でも、彼らの音楽知識は20代、30代くらいで止まっているのが多いから、その頃に聞いた曲以外盛り上がらないってのもあるのかな。
ポールとかストーンズとか、割り切って往年のヒット曲・名曲ショーをやるアーティストならともかく、PSBは驚くほど、コンスタントに新作を出しているからな。
オリジナル・アルバムの枚数は、 80年代:3枚 90年代:4枚 00年代:3枚 10年代:現時点で3枚、予定通りにリリースされれば4枚 と、どの年代でもコンスタントに出しているからね。
00年代:1枚 10年代:カバー・アルバム1枚 なんていう、全然、新作を出さないストーンズとは違うからね。
だから、ライブでも新しめの曲も増えるのは当然なんだよね。 でも、ライブに来るのは昔の曲しか聞く気のない人たち。 だったら、知らない曲でも盛り上がってくるフェス客の方がいいやってなるよな…。

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