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映画クレヨンしんちゃん 新婚旅行ハリケーン ~失われたひろし~

  • 原田崇央
  • 2019年4月20日
  • 読了時間: 3分

今年もクレしん映画を劇場で見た。

サブタイトルに「失われたひろし」とあるし、しんのすけの格好を見れば分かるが、まぁ、「インディ・ジョーンズ」シリーズのパクリというかオマージュというか、そんな感じの作品だった。

ひろしが「レイダース/失われたアーク≪聖櫃≫」のある場面の格好をしているシーンもあるし、トロッコが出てくるのは、「インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説」だし、現在の感覚でいえば、ポリコレ的・コンプライアンス的に問題なんじゃないの?って感じの野蛮な先住民が出てくるのは、「インディ・ジョーンズ」シリーズをはじめとする80年代のアドベンチャー映画でよくある設定だし。 あと、「マッドマックス 怒りのデス・ロード」っぽいのも混ざっていたかな。これは、舞台がオーストラリアだからかな?

それから、メイン・ゲスト・キャラの名前がインディ・ジュンコっていうのは、絶対、インディ・ジューンズを意識しているよね?そんなの、新春かくし芸大会を見ていた世代しか知らないって!

そういう色々な元ネタを考えると、完全におっさん(おばさん)ホイホイの映画だよな。

ちなみに、インディ・ジュンコ役の木南晴夏、意外と好演していた。声豚と呼ばれる声優ファンの中には、本業でない人が声優を務めると狂ったように批判する人が多いが(そのくせ、声優がCDを出したり、コンサートを開いたりすることは批判しない)、クレしんに関しては、結構、良い演技をしているケースが多い気がする。まぁ、チョイ役のゲスト声優は酷いのが多いが。今回だと、小島よしおとか、ぺこりゅうとか。

それにしても、作中でひろしは安月給というのをアピールしていたが、原作やアニメが始まった時はそうかもしれないが、今の感覚でいうと、高級取りの部類に入るよね。いかに、日本という国が後進国になったかが分かる…。

そして、「オトナ帝国」や「ロボとーちゃん」もそうだが、ひろしが話の中心にくるクレしん映画は泣けるんだよな。今回も泣けた。まぁ、「オトナ帝国」や「ロボとーちゃん」ほどの出来ではないが。

そういえば、これで、2010年代に公開されたクレしん映画、全部、劇場で見たことになった。それ以前の作品は、恥ずかしくて、劇場で見る勇気が出ず、テレビやDVDでの鑑賞だったんだけれど、この10年くらいは見やすくなったなと思う。

「コナン」シリーズが記録的大ヒットを続けていたり、「ドラえもん」も毎年好調だったり、毎年公開ではなくなったが、「ワンピース」や「ドラゴンボール」の劇場版がかなりの数字を出しているのも、多分、自分がクレしん映画を劇場で見やすくなったって思うのと同じ理由だと思う。

劇場のシネコン化が進み、ネット予約でチケット購入ができるようになったってのが大きいよなと思う。窓口で作品名言わなくてよくなったってのは大きいよね。 あと、かつては子どもの時間帯とされていた16時くらいから19時台までの枠に放送されるアニメが減り、アニメ=子どものイメージでなくなったってのも大きいのかな。

追記

みさえのブラ紐がチラついたり、ズボンが破けてパンツが見えたりというセクシー・ショット?のサービスがあるのも、大人向け映画だよなと思う理由かな…。

そういえば、ひろしがノリノリで福山を歌ったり、みさえが素人カラオケの歌唱力でMISIAを歌ったりもしていた。 やっぱり、おっさん(おばさん)ホイホイ映画だよな…。


 
 
 

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