BURRN!
- 原田崇央
- 2019年5月3日
- 読了時間: 3分
ここ何年も、ロッキング・オンにしろ、BURRN!にしろ、名盤・名曲特集とか、ヒストリーもの、ベテラン・アーティストの新譜やツアーに関する記事ばかりで、お前ら、レコード・コレクターズか?ミュージック・マガジンか?ってくらい、ロートル化が悪化しているが、それに加えて最近は、ロッキング・オンがボン・ジョヴィや星野源、BURRN!がクイーンとか今回のB'zといった、従来はバカにしていたアーティストや、邦楽アーティストを表紙や巻頭特集で取り上げるようになった。
出版不況と呼ばれて久しい上に、洋楽市場は縮小する一方で、なりふり構っている場合ではないのだろうが、そんなポリシーのないことでいいのかな? 今のミュージック・シーンを届けようという意気込みが全く音楽雑誌には感じられないよね。これは、洋楽誌に限らず、邦楽誌にも言えることだが。
本来のターゲットでないアーティストを表紙や巻頭特集にすれば、そのアーティストのファンはその号は買ってくれ、一時的に売り上げは伸びるかもしれないが、次号は買わないからね。というか、その号だって、他のページはほとんど読まない可能性が高いし。こんなことしてたら、あっという間に、休刊という名の廃刊へまっしぐらになるよ。数少ない本来のファンは見限るからね。
まぁ、自分もコミック誌とかファッション誌とかを表紙とかグラビアになったアイドル目当てで買うことがあるから、他人のことはあまり言えないんだけれどさ。結局、音楽誌もコミック誌もファッション誌も、自分たちの取り上げているジャンルに愛情がないよね。一時的な金さえ入ればいいって感じ。
ちなみに、自分は洋楽ハード・ロック/ヘヴィ・メタル好きの99%が当てはまるとも言われているB'z嫌いです。こんなに音楽マニアなのに、B'zのCDなりDVDなりって、1枚も買ったことないし、1曲もダウンロードしたことないからね。
でも、このHR/HM好きのB'z嫌いって、どうやら、今のアンダー40はそうでもないらしいんだよね。というか、好きな奴、結構いる。まぁ、こういう言い方をするのは老害っぽくて嫌なのだが、若い音楽ファンは、パクリとかオマージュとかパロディとかをよく分かっていないのが多いからな。 ある程度、基礎知識があれば、あんなパクリだらけのアーティストなんて許せないんだけれどね。桑田みたいに堂々と元ネタをバラしていれば怒る気はしないが、B'zは、本当、自分たちの完全オリジナルぶっているから腹立つんだよね。 まぁ、レコードやCDなどフィジカルな音楽ソフトで育った世代は、そういうのにうるさいからね。 ダウンロードやストリーミングが当たり前の世代は、そこまで、研究しないからね…。

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