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アラジン

  • 原田崇央
  • 2019年6月7日
  • 読了時間: 3分

そりゃ、エンディングには感動するけれど、ぶっちゃけ、冗長な感じがした。

アニメーション版より尺がのびたという点では「美女と野獣」と同じだが、あれは冗長には感じなかったのにな…。

「美女と野獣」実写版の監督はミュージカル映画仕事も多い人だから良かったが、やっぱり、ガイ・リッチーにはミュージカル仕事は難しいのかな。ガイ・リッチーで一番音楽に接近した映画といえば、マドンナ主演のスウェプト・アウェイだが、あれはラジー賞受賞作だからな…。

それに、もともと、アニメーション版の「アラジン」はミュージカル・ナンバーが5曲しかない上に、そのうち2曲は状況説明用の短い曲だから、尺をのばすとミュージカル的なカタルシスは減少するのは当たり前なんだよな。「ジャングル・ブック」や「ダンボ」みたいに、アニメーション版の曲を一部使っても、全体としてはミュージカルにはしないってやり方の方がガイ・リッチーの演出には向いていたんじゃないかなと思った。

それにしても、この実写版「アラジン」、昼前に始まる回だったのに結構入っていた。人のこと言えないが、仕事は?学校は?って人が結構多かった…。そして、思う。ディズニー映画の実写リメイク・続編・スピンオフの日本で当たる作品とそうでない作品の基準は何?

「くるみ割り人形と秘密の王国(ファンタジアの一部として元の楽曲を映像化)」、「メリー・ポピンズ リターンズ(厳密には実写とアニメの混合作品)」、「ダンボ」は元が古い作品で今の若者世代に知られていないが、「美女と野獣」や「アラジン」は90年代の作品だから浸透している?

でも、この考えでいくと、「アリス・イン・ワンダーランド」や、「マレフィセント」、「シンデレラ」、「プーと大人になった僕」は何故、成功したのってなるしね。

キャラやストーリーの浸透?ってわけでもないよね。日本では元のアニメーションの知名度の低い「ジャングル・ブック」だって、実写版はヒットしたからね。

それに、女子受けも違うと思う。それだったら、「くるみ割り」は大ヒットするし、「ジャングル・ブック」はこけるハズだから。TDRも違うよね。「ダンボ」はアトラクションあるのに、実写版は大きな数字を上げていないんだから。

それから、映画ファンや声優好きが嫌う、本職以外の人間が声優を務めるとか、日本版テーマソングとかは、ほとんどの作品で行われているから、少なくともディズニー映画に関しては関係ないと思うし。

そう考えると、単なる公開時期の運・不運、あるいはディズニーの日本側のプッシュの度合いとか、その程度しか思い浮かばないんだよな…。

ところで、DJキャレドはディズニー映画のサントラでも、しかも、名曲のカバーでも、イントロで自分の名前を叫ぶんだな… (EDに流れるバージョンの「フレンド・ライク・ミー」)

あと、人種的なことを考えると、「ホール・ニュー・ワールド」は、ピーボ・ブライソンが歌うよりも、ゼインが歌った方がポリコレ的には正しいのかな? とも思った。


 
 
 

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