The Crossing -ザ・クロッシング- Part I
- 原田崇央
- 2019年6月8日
- 読了時間: 2分
やっと、公開されたジョン・ウー監督作品「ザ・クロッシング Part Ⅰ」を見た。長澤まさみが出ているし(台詞、日本語なんだ…と驚いた)、厳密には日本の俳優ではないのかもしれないが、金城武も出ているし(この人の出ている映画見たの久しぶり。というか、この人、やっぱり中華圏の作品の方が合うな)、 チャン・ツィイーは日本でも知名度があるし(これから、たった4年半後のゴジラでは一気におばさんになっていたが、本作ではまだ可愛い感じがあった)、監督自体だって、映画マニア以外にも認知されている。
それなのに、何故、日本公開まで4年半もかかったんだ?
話は抗日戦争から始まるが、その部分はすぐに終わるので、全然、反日映画ではないし、というか、このPart Ⅰは全体的には共産党が敵みたいな扱いだし(よく許可されたな…)。
話が突っ込みどころ満載なのは、別にジョン・ウー監督作品なんだから当たり前だし、酷評されても、そんなもんでしょって思うからな…。そうなると、余程、配給権が高額だったのか?としか思えないのだが…。
それにしても、なかなか、日本公開されなかったジャッキーの「ザ・フォーリナー」も、これも、ツイン配給なのか…。なかなか日本公開されないアジア系話題作はツインに頼るしかないのかな?まぁ、「ザ・フォーリナー」は厳密にはアジア映画ではないが…。
そういえば、相変わらず、鳩が飛んでいたし、謎のスローモーションやフリーズも多かった。それから、コントみたいなSE付きのベタなギャグもあった。なので、良くも悪くもジョン・ウー作品だった。
まぁ、内容が反日かどうかはさておき、4、5年前に比べると、政治的な要素を持った中国映画に対して、寛容的になれる状況にはなっているんだろうなとは思う。ネトウヨの嫌韓は相変わらずだが、嫌中は落ち着いてきた気もするし。

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