The Crossing -ザ・クロッシング- Part II
- 原田崇央
- 2019年6月15日
- 読了時間: 2分
後編はなんで、1日2回しかやんないんだ?前編ですら、今も1日2回やっているのに…。
そして、やけにオバ様観客が多かった。いまだ現役の金城オタだろうか?それにしても、金城武は相変わらず、日本語の台詞よりも中国語の台詞の方が安定している。
ザ・クロッシング2部作を見終えて、この作品が酷評され、ジョン・ウー監督の存在感が一気に下降したのも当然だと納得した。 感動もするし、中国共産党から台湾へ逃げる人々が、中国人船員の怠慢な仕事で大惨事に巻き込まれる話なんて、チャレンジングなんだけれど、Part Ⅱが酷すぎる…。
Part Ⅰの時点では、何で酷評されてんの?結構、良いじゃんって思ったけれど、Part Ⅱは本当、酷すぎる!前後編とか3部作とかで、何本かめとめて撮った映画って、大抵、面白いのは1本だけというのが多く、前後編・3部作全体として評価するとダメダメってのが多いが、本作はその中でも特に酷い。
まぁ、バック・トゥ・ザ・フューチャーの2と3とか、3作全てがアカデミー作品賞候補になり、3作目ではトータルの評価で作品賞を獲得したロード・オブ・ザ・リングとか、例外はあるが、大抵は、前後編とか3部作って、トータルで見るとダメダメなんだよな。
このザ・クロッシングのPart Ⅱ、何が酷いかって、かなりの部分がPart Ⅰの振り返りなんだよね。そりゃ、前作になかったシーンとか台詞はあるけれどさ、このダブり方は酷すぎる。あと、大きな船舶事故の話なはずなのに、海上シーンがほとんどないんだよね。
Part Ⅰはキャラクター紹介や社会背景の説明として仕方ないとしても、Part Ⅱは船上エピソードが中心になるだろうと思ったら、延々と前作のおさらいと追加シーンだからな…。そりゃ、酷評されるよ。
まとめて3時間くらいの1本の作品として発表していれば、ジョン・ウー監督は過去の人扱いされずに済んだのではないかなと思う。金に目が眩んだ興行戦略で2部作にしてしまったのが失敗だな。
それから、内容には直接関係ないが、クレジットを見て、この助監督(AD)の数はなんだ!と思った。ハリウッド映画だって、こんなに人数を割いていないぞ!それだけ、中国という国がクリエイティブ職に対し金を出しているってことなんだろうな。大手映画会社・レコード会社を名乗っていながら、しかも経験者採用でありながら、月給20万円台しか出さない日本は本当、クソだなと思う。そりゃ、人材が流出するよなと思う。
それにしても、まだ、上半期も終わっていないのに、長澤まさみ出演映画を劇場で5本も見ているというのはどういうことだ…。しかも、そのうち4本は中華圏関連って…。

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