プロメア
- 原田崇央
- 2019年5月25日
- 読了時間: 2分
よく、本業じゃない人が声優業をやると、狂ったように批判する人が多いが(確かに腹立つほど酷いのもあるが)、そういう連中には、この作品を見ても、そういうことをぬかすのかと問いたい。 結局、そういう連中って、自分が好きな声優が起用されないから文句言っているだけなんだよね。 だって、こういう主張する連中って、声優がCD出したり、コンサートを開いたりすることには何も文句言わないし、それどころか、アニメ声で歌っても批判しないしね。それって、こういう人たちが批判している声優でない人が実写作品そのままの演技をアニメや吹き替えでやっているのと同じことなのにね。
まぁ、中島かずき脚本作品ってことで、松山ケンイチ、早乙女太一、堺雅人、古田新太といった突飛な設定の作品も多い中島作品の演技を経験している面子が揃ったおかげというのもあるかもしれないが。 というか、そもそも、声優ってのは舞台俳優がやっていたんだから、舞台経験のある俳優は声優演技だってうまいんだよ。 特殊メイクとかしなくても、自分と遥かに離れた年齢の役や外国人の役、場合によっては異性の役、それどころか人間以外の役もやるっていう点では、舞台俳優も声優も共通しているしね。
とりあえず、ケンイチ氏は言われなきゃ分からないレベルだと思った。まぁ、堺雅人はどう聞いても、堺雅人だけれどね。
内容としては、音楽が鳴りすぎなのは中島脚本の舞台っぽいなとは思った。ただ、いのうえ歌舞伎的な見栄をはるところとかはカッコいいと思った。
映像的には、中途半端なCGアニメって感じで、日本人にも外国人にも受けないのではとは思ったが、なんだか良く分からないストーリーには合っているのかもと思った。明けで見たら寝るかもと思ったし。というか、最初の方は、これ、今年のワースト候補かな?って思ったし…。(ストーリーが進み、台詞が増えてくると、その心配はなくなったが)
とはいえ、今流行りの「上級国民」問題も描いているし、環境問題もあるから、うまくアピールできれば、海外の映画祭とか映画賞でも評価されるのでは?とも思った。
ちなみに、個人的にはアイナというキャラが良かった。

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