いつのまにか、ここにいる Documentary of 乃木坂46
- 原田崇央
- 2019年7月5日
- 読了時間: 3分
SKEのドキュメンタリーは手放したのに、乃木坂の新しいドキュメンタリーは相変わらず東宝&NHKなんだ…。
ところで、アイドルに詳しくないのに撮るはめになったって監督が言い訳するパターン、前にNNBでやっただろ!しかも出来はNMB以下…。
アイドル好きとしての感想はさておき、映画ファン、そして、一応マスコミ・映像業界に属する者として言わせてもらうと、映画として、ドキュメンタリーとしてはダメダメな作品だった。ただ、素材を時系列に並べただけだろ!しかも、提供映像のクレジットが本編中に出るなんてありえない。普通はエンド・クレジットで処理するものでしょ。
それから、前半はほとんど乃木坂の曲がかからず、やたらとクラシックとかが流れていたし、かかっても5〜6秒くらいしか聞かせないというのが多かった。ワイドショーのVじゃないんだからさ…。
それから、映像は乃木坂のコンサートなのに、全く関係ない音楽を流すのも意味不明。乃木坂のファン目線からすれば、は?って感じだよな。
あと、レコ大の話に長々と尺を割きながら、肝心の本番の映像が流れないって、ダメダメでしょ。権利関係で使えないなら、この話はばっさり、カットしなきゃ。ワイドショーならナレのみとか、静止画1枚とかでゴマせるが、入場料取る映画でやっちゃダメでしょ!
レコ大関連で言えば、あの賞は日本の芸能界の馴れ合いで、大賞候補は全員受賞者になるのに、ノミネートなんてテロップ入れるのもダメでしょ!アイドルとか興味なくても、それくらいはきちんと調べてくれ!
数少ない良かった点の1つが、飛鳥の帰郷?シーンかな。元は下町人間だとは知らなかった…。下町出身の芸能人やスポーツ選手って、有名になると下町を去るの多いからな。まぁ、そうしたくなる気持ちは分かるけれどね。
まぁ、腹黒い落語家とか後藤姉弟みたいに有名になっても、下町でスキャンダルネタを提供する人もいるけれどさ…。隅田川以東の地域って、芸能とかスポーツとかマスコミとかで目立つ人間を毛嫌いするところあるから居づらいってのは分かる。
とりあえず、飛鳥の不器用な感じは下町人間特有のアレだったのかと分かり、同じ隅田川以東地域の人間として納得した。
それから、このドキュメンタリーの監督、飛鳥のこと、好きになっているよね…。同じ、マスコミ・映像業界の人間として撮り方で分かる。
それにしても、成人式の夜の日の飲み会のシーン、未成年いるんじゃないのか?撮って大丈夫だったのか?その辺のいい加減なところも下町っぽい。以上、小学生時代から飲酒している下町人間の感想でした。
もう1つ感心したのは、モザイクやボカシがなかったってこと。まぁ、撮り方でごまかしている部分はあったが。今までの秋元系アイドルのドキュメンタリーって、ボカシだらけだったからな…。映せないものは使うなよって思うもんな…。

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