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HOT SUMMER NIGHTS/ホット・サマー・ナイ

  • 原田崇央
  • 2019年8月16日
  • 読了時間: 2分

「ムーンライト」や「レディ・バード」といった賞レースを賑わせた作品や、「ロブスター」のようなカルト映画、「ヘレディタリー/継承」などのホラー映画で評価されている映画製作会社A24作品なのに米国で酷評?

でも、音楽マニアとしては、この作品で使われている楽曲のリストを見たら、気になって仕方ない…。

ということで鑑賞した。

前半はやたらとナレーションというかモノローグというか、そういうのが多くて、編集の仕方も含めて、学生映画みたいな感じで、これは、米国で酷評されたのも当然かなと思った。

実際、我慢できずに、トイレに行ったり、イビキかいたり、明らかに持ち込んだ缶飲料を何本も飲んだりしていた観客もいたし…。ちなみに同一人物。しかも女性。主演俳優のファンかな?でも、退屈でガマンできなかったんだろうな…。

でも、作品の世界観を掴んでくると、意外と面白い。

そして、何より音楽の使い方が上手い。

バルティモラ「ターザン・ボーイ」なんていうリアルタイムの80年代洋楽世代か、「ミュータント・タートルズ」のファン以外知らないんじゃないか?という曲が使われていたし、80年代組ではアウトフィールド「ユア・ラヴ」なんかも久々に聞いたし、デヴィッド・ボウイ「スペース・オディティ」など60年代、70年代の曲も効果的に使われていた。

そして、感心したのが作品の舞台となっている1991年の楽曲だ。

夏の話なのに、1991年11月に亡くなったフレディの話をするのはちょっと違うんじゃない?とは思ったが、使用曲の1つロクセット「消えゆく花のように」は、この時代にリアルタイムで全米チャートをチェックしてきた世代には、91年夏を感じさせる1曲であり、見事な選曲だと思った。

7週連続ナンバー1のブライアン・アダムス「アイ・ドゥ・イット・フォー・ユー」の影に隠れて2位どまりだったけれど、リアルタイム世代にとっては、間違いなく、91年夏の代表曲だったからな。

あと、全米ナンバー1になったのは春だけれど、ティミーT「ワン・モア・トライ」。

これも、91年らしい曲だよなと思った。

そういえば、80年代楽曲も使われているし、タイトルもアレだけれど、マイアミ・サウンド・マシーンは関係ないのか…。


 
 
 

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