第10回 すみだストリートジャズフェスティバル
- 原田崇央
- 2019年8月17日
- 読了時間: 4分
音楽マニアだが、墨田区民でもあるから、毎年、フジロックより隅田川花火大会、サマソニよりすみジャズが最優先なんだよな…。
そして、気付いたTOKYO IDOL FESTIVALもすみだストリートジャズフェスティバルも2010年スタートで今年が10回目なんだな…。
ちなみに、自分にとっての3大夏フェスは隅田川花火大会(音楽イベントではないが)、TIF、そして、このすみジャズなので、事実上、私の夏は終わったことになる…。
自分のすみジャズ初参加は1回目だか2回目の時に、会場をちらっと通りかかった時にのぞいたのがそうかな?
きちんと参戦したのはスカイツリーが開業し、ソラマチ会場ができた2012年から。
最初のうちはソラマチでも大々的に行われていたが、強欲な東武が無銭イベントをどんどん減らし、ソラマチ4階広場は誰も来ない高額ビアガーデンに場所が割かれ、会場は大幅縮小されてしまったし(初期はビッグバンドが演奏できたんだよね…)、1階広場では完全に実施されなくなってしまった。
すみジャズに限らず、イベントなんかも、高額な展望台料金をむしり取りたいがために、展望台で開催されることが増えたし、本当、強欲な会社だ…。
それにしても、TIFもすみジャズも主催者側や出演者は10周年と言っているが、2010年スタートなんだから、10年目、10回目ではあっても、10周年ではないんだよな…。
本当、これを分かっていない人多いよね!
記者とか、ライターを名乗る人でも間違えているからね…。
まぁ、英語で言えば、10周年も10回記念も10th anniversaryなんだけれどさ…。
日本語で記事書いたり、話したりするんだから気を使おうよ!
そんな中、きちんと、10回目という言葉を使って、開会の挨拶をしたのが山本墨田区長。
この区長は、これまでの墨田区の区長や区議にはなかった対区外という発想があるんだよな。すみジャズの挨拶を毎年聞いているが、本当そう思う。ここ数年の錦糸町の好感度アップもこの人のおかげだと思う。
自分は思想が右だろうが、左だろうが、与党だろうが、野党だろうが、日本だろうが、韓国だろうが、政治家や政党は批判しまくる性質である。
だから、部分的な発言だけを取られて、「ネトウヨ」とか「パヨク」とか言われることもある。でも、どっちも違うんだよな…。あえて言えば、右翼と左翼が半々ずつ同居しているって感じか、どうしても、それも納得してもらえないなら、アナーキストというのが正しいのかもしれない。
そんな自分が唯一、評価する政治家が今の墨田区長なんだよな…。
その一方で相変わらず、中高年の芸能人やマスコミは下町、錦糸町を見下しているんだなというのも今回のすみジャズでよく分かった。
すみジャズ10回目にして初登場となった阿川泰子はMCで「地方都市に来たみたい」とぬかしたんだよな…。
メンバーの住む八王子の方が彼女にとっては東京を感じるらしいんだよね…。
本当、腹立った!パフォーマンスは良かったが。
若者の間では、錦糸町を含む下町は住みたい街、遊びたい街になっているんだから、40代あたりを境目に下町観ががらりと変わっているんだろうなとは思う。
もう1つ腹立ったのはソラマチ会場で見たPsitachioかな。
音楽はいいのだが、メンバーの関係者・親族・友人・知人と思われる人々が、観客席前方を占拠していて、なおかつ、マナーもよろしくなかった。高校の吹奏楽部じゃないんだから、本気で音楽で食いたいと思うなら、この人たちと縁を切ることをすすめる。
何かのきっかけさえつかめば、(オリコンやビルボード、ITunesのチャートではなく)TOKIO HOT 100で40位くらいまではいける人気曲は出せると思うんだよな…。
吹奏楽部といえば、毎年、メインステージのオープニングアクト的な感じで出てくるりっしすいぶを見るのが楽しみ。何故か、写真撮影している生徒が可愛いことが多いんだよな…。
それはさておき、今回はシナトラ・メドレーをやっていたが、「ニューヨーク・ニューヨーク」、「フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン」、「マイ・ウェイ」というベタベタな選曲だった。
どれも、ジャズや米国ポピュラー音楽好きでなくても知っている曲だからな。
NYはメジャーリーグや新年カウントダウンで、フライ・ミーはエヴァやイーストウッド映画で、マイ・ウェイはピストルズ(正確にはシド・ヴィシャスのソロ)で知られているからな…。
それから、ディズニー・メドレーをやったが、突っ込み所満載だった。
ディキシーランド・ジャズ調でやりますとと言って、いきなりベタな「南部の唄」の「ジッパ・ディー・ドゥー・ダー」だからな…。
それから、「リトル・マーメイド」より古い曲しか演らないと言って、「アラジン」の「フレンド・ライク・ミー」を演奏したし…。

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