ディリリとパリの時間旅行
- 原田崇央
- 2019年8月31日
- 読了時間: 2分
モネが出てくるということで、フランス製のアニメーション映画「ディリリとパリの時間旅行」を見た。 他にも、ロートレック、ドガ、ロダン、カミーユ・クローデルなども出てくる。 そんなこともあってか、観客も映画マニアというよりかは、美術館に行くのが好きそうな感じの人が多かった。
絵画・彫刻以外では、ドビュッシーやサティといった作曲家も出てくるし、芸術分野以外ではキュリー夫人や、ロックン・ロールでない方のツェッペリンなんかも出てくる。
こういう、歴史上の人物や出来事とフィクションが混ざる映画って好きだな。
「アマデウス」とか、「フォレスト・ガンプ」、「タイタニック」、「恋におちたシェイクスピア」など、アカデミー賞受賞作品には、こういうの多いが。
そして、作品の内容は、最近のMeToo運動と連動するような、もろポリコレな作品。
まぁ、批評家や映画通は評価したくなる作品だよなとは思う。
それにしても、こういう国産でも米国産でもないアニメーション映画ってミニシアター公開しかされないよな…。
アニメーション映画を強引に分類すると
①ジブリ、最近では細田作品や新海作品のような一般映画ファン、それどころか年に1,2本しか映画館に行かないような人も見たくなるような作品
②上記以外の国産劇場用オリジナル作品
③ファミリー向け・子ども向けテレビアニメの劇場版
④深夜アニメやそれに近いテイストの作品の劇場版やOVA的作品のイベント上映
⑤ディズニー・ピクサー、イルミネーションの作品
⑥前項以外の米国産アニメーション映画
⑦国産、米国産以外のアニメーション映画
って感じかな。
観客層をわけると、
一般映画ファンや1年に数えるほどしか映画館に行かない人が興味を持つのは①と⑤だけ
映画青年系の人が興味を持つのは①、⑤、⑦と②に含まれる大友作品や押井作品のようなタイプの映画
ファミリー層は①、③、⑤
アニオタは基本④にしか興味ない、あとは広義で③に含まれるワンピやコナン、プリキュアみたいな作品くらい
映画秘宝信者みたいなのが興味を持つのは⑥に多い
②は一体誰に向けて作ってんだ?ってのが多い
って感じかな。
でも困ったことに自分は①~⑦全部興味あるんだよな…。

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